現役占い師♠kannon♦です。
たまに「彼女のいる彼をこちらに振り向かせるには、どうしたらいいですか?」というご相談を、承ることがあります。
または「彼には彼女がいるのですが、私との相性をみてください」というものもあります。
今回は、略奪して得た愛で幸せになれるのかどうか、私の鑑定結果も含めて検証していきます。
略奪愛のオーラ
もつれた三角関係のお悩みについてご相談に乗る時に、いつも気付くことがあります。
それは、その相談者様のオーラが黒くどんよりしているということです。
人のエネルギーは、見えなくてもお互いに影響し合っています。
「生霊」という形でライバルのエネルギー体にアタックし、相手を病気にしたり、気持ちを落ち込ませたり、運命を悪くしてしまったりするのです。
「奪いたい」という気持ちは明るいものではなく、そうした思いや念は自分自身を傷つけていることが多いのです。
ですから相談者様には「気持ちはわかりますが、その念がご自分を傷つけていることを自覚してください」と伝えることにしています。
恋愛というのは、言葉の通り恋して愛するということ。
それに対して「略奪愛」という言葉には、何か殺伐としたものを感じます。
相談者様は、最初は相手の男性に純粋に恋をしたかもしれませんすが、彼を振り向かせたいと思った時点で、戦略的な心構えになっているものです。
声も暗くなっています。
ただ自分自身の姿が見えなくなってしまっているので、言葉で相談者様の全体像を伝えると、ハッとしたように我に返り、冷静になられることが多いです。
運命の愛と略奪愛の違い

お互いが運命の相手であれば、無理に略奪しようと思わなくても、彼が自然と付き合っている彼女と別れてくれたという例もあります。
そのような場合は、彼が彼女と別れて選びたくなるような、とても優しくて愛深い女性であることが多いのです。
今の彼女を恨むこともなく、演技もせず、自然の成り行きに任せて待てるような女性に、男性は惹かれていくようです。それは、略奪愛ではなく、運命の愛だと私は思っています。
略奪は相手から奪う気持ち、自分さえよければいい、傷つけても仕方がないという気持ちから来るものです。
なので、たとえ彼を自分の方に無理やり振り向かせたとしても、根本の気持ちが攻撃的なので、男性もだんだん縛られているような窮屈な気持ちになります。
男性を振り向かせたいと思うならば、相手の心をなるべく自由にしてあげることです。もし自分が逆の立場ならどうでしょう。
窮屈に縛りつける男性からは逃げたいと思うことでしょう。男女の関係も、人間関係として考えれば同じことですよね。
略奪愛で人は幸せになれるのか

「略奪愛で人は幸せになれるのか」という疑問に対する答えは、長い目で見たらノーです。
因果応報という言葉のとおり、自分でしたことは自分に返ってきます。ブーメランの法則で、形を変えて自分自身に悲しいことが起こります。
最初は幸せでも、それは忘れた頃にやってくるのです。
不倫も同様で、妻子ある人から彼を奪ったとしても、根底にある自分を裁く気持ちが自分自身の運命を暗くします。
そして結果的に不幸になる人が多いので、略奪愛はおすすめできません。
相談者様に向かって、いつも伝えている言葉があります。
それは「わざわざ彼を取らなくても、あなたはいずれ幸せになれます」ということ。彼のために自分から身を引くことは陰徳を積むことにつながり、更にレベルアップした出会いが必ずあります。
ピアニストのフジ子・ヘミングさんの言葉に「心に傷がない人には魅力がない。他人の痛みというものがわからないから。」というものがあります。
恋愛に痛みは付きものですが、失恋や心の痛みを経験すると女性の魂は磨かれ、より深い恋愛ができるようになります。
そのことを心にとどめて、改めて占い師さんを訪ねてみてください。
きっと、よりクリアな未来につながると思います。
