こんにちは。ホステス占い師🍷柊里(しゅり)です。
IQ(知能指数)という言葉は、もう随分と長く使われ非常に馴染みのある言葉になったかと思いますが、皆さんは他にも人の能力を示すさまざまな「指数=●Q」があるのをご存知でしょうか。
今回はその中でも代表的なもの、人生を生き抜くのに意識すると良いものを簡単にではありますがいくつかご紹介します。
そして、その活用方法と成功する人・幸福な人のメカニズムについて考えたいと思います!
知能以外の能力を示すさまざまな指数

【IQ】
Intelligence Quotient(知能指数)
まずは、お馴染みの知能指数。
(細かい検査などでは “言語性知能”と”動作性知能”なども測定するそう)
平均IQは100前後(90~110あたり)で、記録として残っておりギネス認定されている世界最高のIQは228。
IQが高い=頭が良い、脳のスペックが良いので良い人生が送れそうなイメージですが、実は人間は相手とのIQが20以上離れると会話が成立しにくくなるそうです。
つまり、平均より20以上IQの高い120以上の人は、実生活において人とのコミュニケーションにやり辛さを感じる事も多く、本人が普通に話しているつもりなのに見下していると思われがち。
また、頭の良さからストレスを感じやすい特徴もありIQが高いというだけでは決して人よりも恵まれていたり、人生がイージーモードになる訳ではなさそうですね。ちなみに日本人の平均IQはなんと世界3位だそう。
※あくまでIQは”知能”であり、”知識”とは違います。IQがいくら高くても、勉強しなければ勉強はできません。
【EQ】
Emotional intelligence Quotient(心の知能指数)
こちらは頭ではなく心の知能指数、共感性やコミュニケーション能力などの指数です。
EQも近年かなり有名になった言葉ではありますが、実は科学的根拠や明確な測定基準などはまだまだ研究段階。
本人ですら曖昧になりがちな人間の心を、数値化するのは確かに難しいですよね。とはいえ、こちらも意識してみると生きやすさが変わります。
先述したIQが高くコミュニケーションにストレスを感じる人物がこのEQを意識すれば、理論的に人とのコミュニケーションを考える事ができ、人間関係が少し円滑になるかもしれませんよね。
逆にEQだけが飛びぬけて高い人は、いわゆるHSP体質になりやすいのかもしれません。
感受性が豊かであったり、他者への共感性が高すぎるというのもまた生き辛さの原因と成り得るのです。
【AQ】
-ふたつのAQ-
Adversity Quotient(逆境指数)
AQは日常におけるさまざまな逆境に対する対応力を測定し、数値化するものです。
苦しい状況において負けてしまったり逃げてしまいやすい”脱落組”なのか、耐え忍ぶ力を持っている”キャンパー”なのか、はたまたピンチをチャンスにすら変え、原動力として飛躍できる”登山家”なのか…。
AQは5つのレベルによって分類されます。
【5つのレベル】
レベル1⇒逃避[Escape]‥逆境に立ち向かえず逃げようとする
レベル2⇒サバイブ[Survive]‥何とか生き残ろうとする
レベル3⇒対処[Cope]‥とりあえず対処する
レベル4⇒管理[Manage]‥逆境をなんとか管理し解決しようとする
レベル5⇒滋養[Harness]‥ピンチをチャンスに変え、逆境を栄養源にしてさらなる飛躍を目指す
AQが高い人物はストレス耐性や精神のタフさがある事がわかりますね。
ただし、根性論で我慢に我慢を重ね、いずれ壊れてしまっては元も子もありません。また、勇気と無謀も違いますね。
EQとAQだけが高めだと自分を追い詰めかねませんので、戦略的撤退がとれるIQもバランスよくある必要がありそうです。
Achievement Quotient(達成指数・成就指数)
こちらは”その人の現段階の知能・能力において、教育等がどれぐらいの達成度にあるか“を表します。
学力や能力の単純な目安でもあり、現段階での目標への達成度ですね。
【RQ】
Resilience Quotient(心の弾力指数)
こちらは米国陸軍では必須の研修テーマだそう。竹のようにしなやかな心を持っているかどうかの指数です。
困難な出来事に対して柔軟な心で対応し、折れてしまわないようにできるかどうか。
先ほどのAQとセットで考えられる事も多く、AQ(逆境に立ち向かう力)とRQ(ストレスをため込み過ぎず、ごちゃごちゃと悩み心折れない人)が高いというのは、今の社会において必要な要素であると言えます。
昔はIQが高いいわゆるインテリが、少し前まではIQとEQを兼ね備えた頭も良いが人格者であることが、社会では特に経営者やリーダーの資質として求められました。しかし、ストレスの多い近年ではこのAQとRQが求められる傾向にあります。
他にも、道徳性知能”MQ”(Moral Quotient)や創造性知能”CQ”(Creative Quotient)などがあるとか。
どれかだけが高くても…成功する人・幸福な人はこんな人物
IQ・EQが高く聡明で人の気持ちを汲む事に長けていたとしても、逆境にぶつかった時いちいち心が折れてしまったり、すぐに逃げ出してばかりでは社会的な成功からは遠ざかってしまいますよね。
IQ・EQ・AQ(RQ)がすべて高ければ、頭の回転が速く、人の気持ちに敏感でありながらも逆境に強く、トラブルには冷静に対処するどころかそれをバネにさらに飛躍する。いつも笑顔でクヨクヨしないメンタルの頑丈な人…という訳ですね。
流石にこんな人が現実にどれほどいるかは別として、研究者的には成功する人物とはこういう人物という事のようです。
成功する人
成功する人とは、やはり高いIQ(感情と勘定を切り分けられる)
それなりのEQ(人に感情移入しすぎないが、人の心を掴める程度)
高いAQとRQ(逆境に強く折れないメンタル、柔軟な心を持つ)を持っている。
こういう人物ではないかと考えます。
幸福な人
ここではあえて成功する人とは分けました。
幸福な人とは、それなりのIQ(人と会話するのに苦労しない程度)
高めのEQ(人の気持ちに寄り添う事ができ、人徳があるがどっぷりと相手に感情移入しすぎない)
高めのAQ(逆境に対し現状維持するか、最低限乗り越えられる程度の強さ)
高いRQ(昨日の事でクヨクヨしすぎず、今あるものに幸せを感じる柔軟な心を持つ)をバランスよく持っている。
こういう人物ではないかと考えます。
平均値を上げよう
つまりIQ・EQ・AQ・RQのどれかだけが高くても苦労する可能性があるんですよね。
極論を言えばAQとRQさえ高ければ本人は幸せかもしれないですし、IQとAQ・RQさえ高ければ人の気持ちなんて気になりませんから、成功に向かって突っ走る事はできます。
が、当然それは周囲にとって求められたり、成功する人物とは言えない可能性はあります。
自分の色んな●Qを人生のバランス調整や振り返りとして意識してみると、バランスの良い生き方ができるかもしれませんね。
