童話『シンデレラ』はご存じでしょうか?
西欧の有名な“女性のサクセスストーリー”です。アニメ映画にもなっていますし、今では世界中の人たちに愛される童話のひとつ。
日本で最初に紹介されたのは、明治19(1886)年。『新貞羅』という邦題をつけられ、新聞に掲載されたそうです。その後、教科書にも載り、そのときは『おしん物語』というタイトルだったとのこと。
このとても馴染み深い童話『シンデレラ』から、玉の輿に乗る方法を分析し、考察していきましょう。
お金持ちと出会って、高級品に囲まれた生活をおくりたい方は最後までごらんください。
シンデレラは良いトコのお嬢さん
シンデレラは継母や血のつながらない姉たちにいじめられ、惨めな生活を送っています。が、実は良いトコのお嬢さんです。
というのも、姉たちは自前でドレスを用意し、舞踏会に出ているのです。シンデレラ自身にお金はなくても、家にはお金がある。それも、かなりのお金持ち。なんせ、ふたりぶんのドレスですから。西欧は日本以上にドレスコードが厳しい地域。下手な格好では、お城の中には入れてもらえなかったでしょう。ですが、入れてもらえています。この時点で、お金持ちの娘確定です。
ということは、シンデレラも継母が来る以前は、お金持ちのお嬢様生活を送っていたはずです。現在はしみったれた生活を送っていたとしても、身体に染みついたお嬢様オーラがあったと思われます。
これを踏まえて、次項にいきます。
1.お嬢様は多くを語らない
童話『シンデレラ』を絵本で読んでも、アニメを観ても、シンデレラ自身のセリフは多くありません。挨拶と「まあ!」や「あら」の感嘆符程度ではないでしょうか。
それもそのはず。お嬢様は多くを語らないものです。
現代でも本当に良いトコのお嬢さんは、ゆったりとして多くを語りません。笑うときも手を口元に当て「ふふふ」です。これがお嬢様なのです。ペラペラ大声でしゃべっていては、お嬢様失格です。
これ、男性にとってとても高評価なんですよ。それも権力志向の強い男性。このタイプの男性は自分がリードしたいので、女性にペラペラしゃべられるとペースが崩れてしまうのです。加えて、多くを語らない女性はミステリアスです。情報が少ないので、いろいろと想像がふくらみます。気がつくと彼女のことを考えてしまう。
これが自分から情報を出しまくっている女性だと、たいして興味を引きません。もう情報が出てしまっていますから、行動から推測することもありませんし、考えることもありません。
物静かであること。これが最初のシンデレラから学ぶ玉の輿ポイントです。
2.家事で覚えるきめ細やかさ
シンデレラは継母の言いつけで、家事をしています。望んだことではないにしろ、これはかなりシンデレラにとってよい経験になっています。
家族のために毎日家事をする人はおわかりでしょうが、いざやってみるとパーフェクトな状態にもっていくには一苦労です。それでも、家族が快適にすごせるならばと一生懸命頑張ってしまいます。
この「快適」が鍵です。家事を日常的に行うことで、空間の快適さの追求ができるようになるのです。
身に覚えはないでしょうか? 喫茶店で思わずおしぼりでテーブルを拭いてしまったことを。こういう細かい気遣いが、一緒にいる人には伝わります。相手が何をしたのかわからなくても、何となく一緒にいて心地よいと感じてもらえれば成功です。
これは、ふだんから家事をしている人でないとできない芸当でしょう。この自然な動きができるようになるには、10代や20代では到達できません。アラフォーだからこそ、積み重ねた家事力があります。これが、タイトルにある「アラフォーでもいける!」の意味です。むしろ、アラフォーのほうが有利です。
3.見た目も大事!
シンデレラは美人です。目を引く美人です。これがあったからこそ、舞踏会で王子様に声をかけてもらえました。
しかし、シンデレラはふだんからお肌のお手入れをしていたわけではありません。美容なんて二の次だったでしょう。素材のよさが、ドレスアップにより光り輝いたよい例ですね。
一方、現代に生きる私たちは元の素材が悪くても、美容にかける時間もテクも持っています。ならば、これをしない手はありません。磨きに磨き上げ、とことん綺麗になってしまおうじゃありませんか。
男性は視覚情報を重視するため、どうしても見め麗しい女性に目が行きがちです。だからこそ、見た目を大切にしたい。
「ありのままの~」なんて言って、すっぴんボサボサ頭で会社に行っていませんか? それじゃあ、いつまで経っても玉の輿には乗れません。綺麗でいましょう。
王子様と出会ってからが本番
お金持ち、権力者と出会うのは、比較的簡単です。ですが、顔見知り以上になるのはとても難しい。それゆえに、さまざまな小細工が必要になってきます。その小細工は、先述した3点です。
・物静かである
・快適な空間を作れる
・綺麗にしている
これらを踏まえて、玉の輿目指して頑張っていきましょう!
広島県海田町出身。恋愛記事からビジネス文書まで幅広く手掛けるライター。古典芸能に携わっていたことから、日本文化について少し詳しい。 |