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神社仏閣パワースポット

屋久島の最強パワースポット「縄文杉」までトレッキング!事前準備をこれだけやればOKです!!

1993年12月11日に世界遺産として登録された「屋久島」。
その屋久島で象徴的なのが、樹齢1000年を超えた杉「屋久杉」。
そして屋久杉の中でも、超有名で最大級の老大木が「縄文杉」です。
こちらでは、憧れの縄文杉トレッキングに向けての事前準備や実際に体験したときの様子を感想を交えながらご紹介していきます。
尚、縄文杉トレッキング以外の屋久島情報については、別記事にてご紹介しておりますのでご興味のある方はリンク先をご覧ください。

事前準備

1.服装(参考)

8月16日のトレッキングの服装

●BODY SWITCH肌側ドライメッシュスリーブレスインナー(TOPVALU)
●遮熱-5℃冷感 クライミング 長袖Tシャツ(WORKMAN)
●エアロストレッチクライミングパンツ(WORKMAN)
●アーチパワーアシスト ミドル 先丸靴下(WORKMAN)
●ワイド・透湿防水トレッキングシューズ(TIGORA)

メッシュのインナーは、汗や雨のビショビショ感を軽減してくれる優れたアイテムなので、あると重宝します。
ヤマビル対策を兼ねて長袖にしましたが、すぐに汗でビショビショになるので、夏は半袖のほうが良いかもしれません。
余談ですが、一緒に行った3人のうちヤマビルに血を吸われたのは、長袖の1人だけで、靴下の上(スネ)にへばりついていました。
靴下は新品初使用だと靴の中で滑るので、必ず一度洗濯してから使いましょう。

やっておくと良いこと

●虫よけスプレー

ヤマビルやアブ対策に、虫よけスプレーをしておくと効果があるようです。
特にヤマビルの侵入経路になる靴や靴下、首回りなどにスプレーしておくと良さそうです。

2.持ち物(参考)

8月16日のトレッキングで持参した物

●竹皮包弁当(あさひ弁当)
●お~いお茶濃い茶(伊藤園)
●ザックカバー(Frelaxy)
●軽量アルミ製トレッキングステッキ(DABADA)
●イナレムストレッチレインスーツ(WORKMAN)
●折り畳み傘
●汗拭きタオル
●軍手

前日の夜、翌日の昼飯用の弁当を、バス乗り場までの道中にある「あさひ弁当」で予約しておいて早朝4:00に受け取りに行きました。
飲み物については、トレッキング中に給水ポイントが複数あるので、500㎖1本で十分足りました。
ストックについては、使い慣れている方や脚力に自信が無い方は持っていった方が良いと思います。帰りのトロッコ道では足の裏が痛くなるので重宝しました。
1日の間に雨が降ったり止んだりするので、雨具は持っていった方が良いです。
森の中であれば木が雨を遮ってくれるので殆ど濡れませんが、トロッコ道はモロに雨を受けます。
当日、レインスーツを着たので折り畳み傘は不要でしたが、レインスーツは汗だくになるから逆に折り畳み傘を使用する方が良かったかもしれません。
軍手は不要でした。

あると良い持ち物

●着替え一式
●汗拭きタオル(着替え時に使う分)

トレッキングを終えて荒川登山口に到着するころには、汗や雨でビショビショになっています。
荒川登山口のバス乗り場に着替えできる所が設けられていますので、バスの待ち時間の間に乾いた服に着替えてしまった方が良いです。

3.体力強化

実際にやったこと

●ウォーキング(1日平均7000歩)3か月間
●3か月前登山(筑波山の御幸ヶ原コース→白雲橋コース)
●直前登山(筑波山の御幸ヶ原コース→白雲橋コース)

縄文杉トレッキングは、トロッコ道のウォーキング大株歩道入口から先の登山の2つが合体したものです。
ウォーキングについては、普段から通勤・通学されている方であれば、7000歩くらいは歩いているので、必要ないかもしれません。
ただ、登山靴だけは履き慣らしておいた方が無難です。
登山については、高尾山や筑波山などのファミリーで行けるような山で慣らしておけば十分だと思います。
実際、筑波山の御幸ヶ原コースの方が、息苦しくって休憩も多くとりましたから。

4.道案内

実際にやったこと

●登山アプリ「YAMAP」をインストール
●「YAMAP」で屋久島のMAPをダウンロード
●「YAMAP」のグループ位置共有機能を利用

ガイドを雇う余裕が無かったため、文明の利器を活用しました。
また、分岐点には必ず道標があり、正規ルートの目印であるピンクのリボンもあるので、迷う人は殆どいないと思われます。
ただ、若い同行者の二人は、次回行く機会があったら、深い話も聞けるし、寄り道などしてくれてもっと楽しめるのでガイドを付けてみたいとのこと。
懐に余裕があれば、ガイドを雇ってみるのも良いと思います。

縄文杉トレッキング

1.荒川登山バスに乗車(屋久杉自然館)

確実に始発(5:00発)のバスに乗るために、朝4:05くらいに到着。
チケット売り場は、朝4:00から開いているそうです。
始発に乗りたい理由は、単純に往路をマイペースで歩きたいからです。
狭い道を往復するので、行き交う人を避けながら通る時間帯が発生します。
往路で貯金を作っておけば復路はゆとりを持って進むことができます。

前日に購入していた往復チケットを、始発のバス券に引き換えてもらいます。
事前購入されていない方は、窓口でチケットを購入してからバス券に引き換えましょう。

朝4:20くらいに駐車場に続々車が入ってきて、朝4:30には、始発便が満席になってしまいました。(注:お盆の繁忙期なので普段より人が多いそうです!)

定刻よりも少し早い朝4:50に出発。
係員の方によると少し早目に出発することは良くあることだそうで、この時、列に並んでいないと、バスが行ってしまうので定刻の20分前には並んでいた方が良いそうです。

2.荒川登山バスを降車(荒川登山口)

約30分で荒川登山口に到着します。
バスの左手の建物には、着替えスペースやトイレがあります。

3.縄文杉トレッキング開始

荒川登山口(標高:594m/距離:0m)

ここがスタート地点です!

まっすぐ歩いていくと、いきなり分かれ道に差し掛かりますが、道標の左に「小杉谷・縄文杉」と書いてあるので左に進みます。

トンネル(標高:587m/距離:160m)

雰囲気のある岩のトンネルをくぐります。

トロッコ道を歩いていると、また分かれ道があります。

かなり見えにくいですが、道標の左は「登山道ではありません」、右は「縄文杉」と書いてあるので、右に進みます。

小杉谷集落跡(標高:657m/距離:2800m)

トロッコ道で最も大きい小杉谷橋を渡ります。
橋の下には、大きな岩だらけの河原を清流が流れています。
復路で時間に余裕があれば、ここに降りて遊んでいる人が多いようです。

橋を渡って突き当りまでいくと、小杉谷集落跡についての看板があり、右手に集落の跡地があります。

楠川別れ(標高:728m/距離:4560m)

左に特徴的な丸太がある所が、「楠川分れ」という名称の分岐点です。
ここを右手に進むと「白谷雲水峡」の「苔むす森」や「太鼓岩」へ行くことができます。

バイオトイレ

しばらく歩いていると右手に小屋が見えてきます。

バイオトイレが3つあります。
全てボットントイレですが、右手の赤い建物のトイレの方がキレイだったそうです。

トイレの右手には給水ポイントがあります。
ここで、手を洗って、飲料水を補給しましょう。

近道

こちらが、縄文杉方面に向かう近道の出口、荒川登山口方面に向かう近道の入口になります。
自分は正規ルートを行き、同行者に近道を行ってもらって計測してみたら、近道の方が約6分早く合流地点に到着しました。
往路と復路でコースを変えてみるのも良いかもしれません。

仁王杉

遠目に仁王杉が見えるポイントです。
高さ:22.8m、胸高周囲:8.3mの屋久杉ですが、全く巨木感がありません。

同行者に木の横に立ってもらったら、巨木であることが良くわかりました。
ちなみに、仁王杉は滑りやすい崖に生えていて危険なので行かない方が良いです。

仁王杉から少し行くと、トロッコ道の分岐点があります。

しかし、右に曲がると行き止まりになっていました。

大株歩道入口(標高:925m/距離:8080m)

大株歩道入口でトロッコ道は終了し、ここからは本格的な登山道に入ります。
こちらで少し休憩するなどして万全な状態で臨みましょう。

看板の右手に急階段があり、こちらが順路になります。

道標にはウィルソン株まで0.6kmと書いてあります。

大株歩道入口の橋を渡りきった右手(川の上流側)には、給水ポイントがあります。
冷たい水を補給しましょう。

大株歩道入口の橋を渡った左手にはトイレがあります。
ここから縄文杉まではトイレが無いので、済ましておきましょう。

ウィルソン株(標高:1030m/距離:8720m)

大株歩道入口から600mほど登るとウィルソン株があります。
大正時代に、アメリカの植物学者・ウィルソン博士が、屋久杉を調査し、この大株を世に知らしめたことから、ウィルソン株と名付けられたそうです。

ウィルソン株の入口です。

170cmの人が立つとこんな感じ。

中に入って上を見上げるとハートに見えます。
ハートに見える撮影ポイントは、入口から入ってすぐ右手前でしゃがんで見上げた所です。
発見した人は凄いですね。
是非、色々試してみてください。

メデューサ杉(距離:9600m)

結構下の方からメデューサ杉を発見できますが、上に行くほどメデューサっぽく見えるようになります。
ベストポジションを見つけてみてください。

水場

木の板だらけの所が現れたら、右手の方に水場が現れます。

座りやすいので、この水場の周辺で休憩したり昼食をとっている方が多いです。

大王杉(標高:1190m/距離:9920m)

大王杉は結構近くから見ることができますが触れられるほどではありません。
高さ:24.7m、胸高周囲:11.1mの屋久杉です。

夫婦杉

夫婦杉は遠すぎて、大きさがわかりにくいです。
ちなみに、右が夫で、高さ:22.9m、胸高周囲:10.9mの屋久杉です。
そして、左が妻で、高さ:25.5m、胸高周囲:5.8mの屋久杉です。

縄文杉(標高:1300m/距離:10600m)

ここまで来るとあと少しで縄文杉を見ることができます。
右が北側展望デッキで、左が南側展望デッキと書いてあります。

最初に南側展望デッキにやってきましたが、こちらがメインデッキのようです。
縄文杉は、高さ:25.3m、胸高周囲:16.4mの屋久杉です。
見えにくいですが、ルート上にあるどの屋久杉よりもデカいです。

次に北側展望デッキに行ってみました。
こちらの方が高い位置にありますが、南側と同様、周りの木々のせいで縄文杉は見えにくいです。
ちなみにスタートからここまで掛かった時間は3時間37分でした。
写真や動画を撮りながら来た割に早かったです。

4.縄文杉トレッキングを終えて

往路しか記載していませんが、復路は往路をそのまま戻るだけなので割愛します。
復路の途中で昼食をとって、小杉谷橋の下の岩場に降りて遊んだりしましたが、往復で8時間くらいしか掛かりませんでした。
早く着きすぎたので、ビショビショの服を着たまま、荒川登山バスの帰りの便が来るのを2時間近くも待ちました。
こんなに待つのがわかっていたらタクシーを手配していたのに…。
荒川登山口にFree Wi-Fiが設置されていたのがせめてもの救いでした。
ちなみに、バスの運転手さんによると、以前は14時出発の便があったそうですが、お客さんが5人くらいしかいないので取りやめたそうです。

トレッキング前は、「道に迷ったらどうしよう」「低体温症になったらどうしよう」「帰りのバスに間に合わなかったらどうしよう」などと考えていたのですが、終わってみると不安になっていたのがバカバカしくなります。
しかも、翌日には、太鼓岩まで行く元気も残っていたので、事前準備さえしっかりしておけば、縄文杉トレッキングを難しく考える必要はありません。

この記事が、これから縄文杉トレッキングにチャレンジする方々の参考になればうれしい限りです。

《執筆者》石原
当サイトの編集者です。
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皆さまのお出かけの参考にしていただけたら幸いです。

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