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友人、恋人、家族…「何でも言い合える関係」が理想的な形ではない

こんにちは、ホステス占い師🍷柊里(しゅり)です。

恋人や友人になる相手に、「何でも遠慮せず言い合える関係」「一緒に居て気楽な人」「お互いに気を使わない相手」を求める人は多いですよね。
ハッキリ言います。そんなことは、絶対に不可能です。無理です。断言します。

その理想論を抱いているあなたこそ、本当に人の気持ちを理解したり、良い関係を作る気あるの?という感じです。
今回は「仲が良い=気を使わない・何でも言い合える関係・お互いに遠慮しない関係」という理想が、そもそも間違いであることを解説させて頂きます。

仲が良くても何でも言い合えるとは限らない

「仲が良い=気を使わない・何でも言い合える関係・お互いに遠慮しない関係」と考える人の殆どが、自分と他者の境界線が曖昧です。もっと言うと依存体質のケースも多かったりします。

基本的に、このタイプの人は「仲が良い」=「遊ぶ回数が多い」、「お互いに気を使わない(自分が気を使わない)関係」だと思っている訳ですが、実際、それって、小さい子どもとお母さんの間にしか存在しない関係なんです。
「みんなは、気兼ねなく何の気も使わず話せる友達がいていいな…自分にはいないのは、どうしてだろう」なんて思っているそこのあなた。

それが正常ですよ。安心してください。

それでも、たまに「俺、友達には気とか使わないんだよね~」とか、「私、親友とはお互い本当に何でも言い合うんだよね」と言っている人、いますよね。
あれは、その人がそう「思っているだけ」です。

その関係がうまくいっているとしたら、その人が気を使っていない分をお相手が担ってくれているだけ
またはそう言ってはいるものの、なんだかんだ言って、お互いここというときの線引きや大事な所での気遣いはしているものです。

例えば、人と人が関わり友好な関係を維持するのに、トータル100の気遣いが必要だとしたら、
“50:50”の気遣いをし合える関係が本当の意味でのよい関係なんですよね。
もし、自分が“30”しか気を遣っていないのであれば、相手に“70”の気遣いを負担させてしまっている事になりますし、“90:10”なんかだと、もう最悪のバランスですよね。どちらかが図太く“10”しか気を遣わなければ、そういう関係はいつか疎遠になります。
人と人が関わるのに「お互い100%遠慮しない、全く気を遣わない」は、不可能なのです。

気を使うのは当たり前

あなたに恋人がいたとして、その恋人とは生まれた場所や時間、育った環境は絶対に違いますよね。
仲の良い友人も、例えば相手が得意でもあなたが苦手なこともあれば、ひとつくらい食べ物の好みが違うこともありますよね。
当然、どれだけ仲が良くても「同じ遺伝子」になることはありえない―。
そう、あなたとその相手がどれだけ気が合っているとしても、まったく違う人間なんですよね。

恋愛だと顕著に表れがちですが、「気遣いをできるだけしたくない」「できるだけ何でも一緒でありたい」という恋愛の仕方をする人ほど、相手に依存し、甘え、疲れさせてしまいます
そして「どうして私に言えないの?」「私の事好きじゃないんだ‥」なんて重い女になって相手を疲弊させる…。
それは相手を知りたいのではなく、相手を掌握し、自分に縛り付けて安心したいだけ。そして相手にも自分中心になってほしい、何でも言ってほしい(受け止めるとは言ってない)と、求めるのです。
さらにエスカレートすれば、話し合いになっても「何でも言って!」という割に、自分の気持ちもなんでもズケズケと言い放ち、結局相手に折れさせるという悪循環になる人も。

そう、「気を使わない関係」を求める人って、自分が相手に気を使いたくないし、知らず知らずのうちに「相手の話を聞く」ではなく「自分の言いたいことを言う」になってしまっているんですよね。

大切なのは「距離感」と「尊重」

本当にお互いにとって良い関係を築きたいのであれば、「何でも言い合おう」ではなく「何でも言ってみてね」「あなたの意見を聞かせて」なんですよね。
違う人間なんだから、考え方や意見が違って当たり前
お互いが、言いたいことを本当に包み隠さず言い放てば喧嘩になるだけですし、価値観の違いがそれで埋まる訳もない。
一時的に言いたいことを言って何となくすっきりすることはあっても、理解し合えている訳ではないんです。

お互いが違う人間だという前提があるからこそ、相手の自分と違う部分を尊重できるし、そこもまた魅力的と感じられる。
本当に仲のよい友人ほど、お互いに「ここ」という線引きの場所を理解して尊重し合っているし、本当に仲のよいカップルほど、相手の自分とは違う部分も含めて愛し合えているものです。

自分と相手が、何でもかんでも同じだと思い込み、価値観まで同じになれるなんて幻想は捨ましょう。
大切なのは何でも同じなことではなく、「違い」を認め尊重し合えること。つまり、近い距離でいつでもベッタリしているのではなく、「お互いにとってよい距離感」を共に探し続けられることなのです。

あなたは大切な人を尊重できていますか?

《執筆者》柊里
占い師とホステスの二刀流!
どちらの立場からも人生相談を受ける事が多く、女性として、1人の人間として相談者の人生を応援。
何事もロジカルに考えるタイプゆえに、理論だけでは証明できない占いの不思議さにハマる。

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