こんにちは、ホステス占い師🍷柊里(しゅり)です。
何かに思い悩み、家族や友人だけに相談するのではどうにも行き詰まりを感じたとき、私達占い師の出番です。
私自身勉強のためにもプロで活躍されている方から、練習中のアマチュアの方まで、色んな占い師さんを見てきました。
そこで気付いたのは「思ったより安心して相談できる占い師って少ない」こと。
今回は占い師界隈に怒られることを覚悟で、占い師から見た「ヤバい占い師」・「選んじゃいけない占い師」についての特徴をご紹介していきます。
①スピリチュアルに偏りすぎている
私が関わった時に「あっ、この人地雷だ!」と感じることが多かった占い師の特徴は、スピリチュアルに偏りすぎている占い師です。
稀に本物の力をお持ちの方もいますが、そういう方は占いをツールとして使う特殊能力者(霊能者・サイキッカーなど)として除外して考えてください。
ここで取り上げたのは、ただ単純にスピ信仰のヤバい人のことです。
このタイプの占い師は、自身がスピリチュアルにハマるあまり、そちらにばかり偏った知識をつけ、思考が固定されている方が多いです。
「あなたのオーラカラーが・・・」
「彼とあなたはソウルメイトだから・・・」
「私の守護天使は・・・」
というようなスピリチュアル用語を頻発する方には特に気をつけましょう。
抽象的なことだけを述べて、なんでもかんでもスピリチュアルに結びつけるようなタイプにはご注意ください。
その占い師はあなたを幸せに導くとは口ばかりで、自分のスピ教の信者にするだけです。
そこから更にパワーストーンの話が出てくるようであれば、相談者を依存させモロに商売に走るタイプの可能性が跳ね上がります。
きちんと修行を積んでいる方は、スピリチュアル特有の単語ばかりの会話はしません。
本物であれば、信じられないような事を言い当ててきます。
②知識に偏りすぎている
スピリチュアルに偏りすぎた占い師は危険とお話しましたが、知識に偏りすぎている占い師もまた然りなのです。
一見、対極にあるかに見えるこのタイプの占い師は、自身が学んできた占いの知識だけが全てであり、占い師自身が占いに固執してしまい、盲信しているような人が多いのです。
確かに、より深く多角的な占いをするには知識が必要です。
ひとつひとつの占術への理解もそうですし、複数の占術を学ぶとなると相当な時間と努力が必要です。
そんな彼らだからこそ誇りがあります。
そして「占いの仕組み」や「理論」を学べば学ぶほど、しっくり腑に落ちるし、自信も沸いて来るんですよね。
ああ、これはやっぱりこうなんだ、自分の勉強している事はやはり間違いではない!と・・
その自信が沸くほど勉強を重ねてきた努力はすばらしい事です。
しかし皮肉なことに、相談者からすればスピリチュアルに偏りすぎた占い師も、知識に偏りすぎた占い師も、対極なようでいて同じなんですよね。
「あなたの宿命から見てその男と付き合うと不幸にしかならない。別れなさい」
「あなた名前が悪いのよ、改名しなきゃダメ」
「今それに挑戦しても絶対に上手くいかない。いつか絶対に失敗するわ」・・そんな事言われたら元も子もないですよね。
求める答えではなく、ただ知識を披露し、持論を押し付けてくるのはどちらも同じです。
③占い師自身が占いに依存している
①と②に共通するのは、占い師自身が占いに振り回されている点です。
彼らは自分の見ている占いの世界しか見えていませんし、それを自分自身も盲信して生きているんですよね。
つまり、ぶっちゃけ弱い人間なのです。
人の人生を前向きなものにするためにお話を聞く占い師自身の足元がブレブレでどうして人の事なんて支えられましょう。
占いという軸に支えられていないと強く生きていけない占い師のメッキはすぐに剥がれます。
例えば、それが強い口調だったとしても、弱い人間だから強い言葉でしか言えないのです。
人が何を悩み、どう感じ、どうなって行きたいのかを受け止め、前を向くお手伝いをしてあげる・・それは器が大きくなければ出来ないことです。
また、ここまで述べてきた占い師は、いわゆるメンヘラ(精神的に不安定な人)が非常に多いです。
お金を巻き上げるタイプの詐欺師紛いの人だったり、理解不能な言動が多い人だったりします。
さて、では占い師になぜメンヘラが多いのか?
「メンヘラだから占い師になるのか?」「占い師をしているうちにメンヘラになってしまうのか?」
答えは、「どちらもあります!」
占い師として人の相談に乗っているうちに、また、スピリチュアルの世界にハマっていくうちに自分自身が占いに依存してしまう・・というパターンもありますし、
そもそも少し病んでいて、自分が占いやスピリチュアルに助けられ、占いに依存しているから占い師を目指したタイプも居ます。
占い師には優しい心と同時に強い心が必要です。
このあとのお話では、そんな「占い依存」を作ってしまう悪習についてもお話させて頂きます。
④芯が無く「あげ鑑定」をする
相談に対して当たり障りの無い、聞こえの良い優しい回答しかしないあげ鑑定タイプの占い師です。
このタイプは悪い結果が出たときにも、ポジティブに捕らえた事しか伝えません。
悪い結果を伝えて逆恨みされるめんどうくささから逃げ、本人が「本当ですか~!よかったー♪」となるような事しか言わない・・こんなの占い師である必要がありませんよね。
女子会で励ましてもらえばいいだけです。
例え悪い結果だとしても、それを傷つけないよう伝え、その結果をどうやっていい結果にしていくかをアドバイスしたり、注意を促す。
それこそが本来占い師に求められる資質のはず。
保身に走り、とりあえず優しい結果だけを伝える占い師には気をつけて。
その人自身の成長もそこで止まっているという事ですから。
⑤相談者を占い師や占いに依存させる
正直、私が一番数が多く一番タチが悪いと思っているのが相談者を占い師に依存させるタイプです。
相談者を占い師に依存させればリピーターにもなってくれますし、商品も買ってもらいやすいですから、当然、意図的な金儲け主義のタイプも居ます。
もっと始末が悪いのは、優しさを穿き違え、寄り添っているつもりが共依存してしまっているタイプ。
先ほどの「悪習」に繋がるのはここですね。
あげ鑑定士にもこのタイプは多いのですが、相談者さんの悩みに対して感情移入しすぎて、占いそっちのけで優しくしてしまう。
よく言えば、優しく寄り添う方ともとれますが、深入りしすぎて相談者を自分に依存させる、ミイラ取りがミイラになるタイプです。
金儲け主義でないからこそ相談者も余計に依存してしまうんですよね。
「この人はお金のためとかじゃなく、本当に私の事を考えてくれてる!」って。
だけどそうじゃないんですよ。
本当に優しい占い師ほど「何でも占いに頼っちゃダメ」と教えてくれます。
占い師は、あくまであなたの人生のサポート的ポジション。
占いは参考程度に捉え、本質は[あなた自身が自分の力で幸せになるお手伝い]をする事こそが占い師の仕事なんです。
全てはバランス
大切なのは、スピリチュアルの世界も現実の世界も大切にしていること。
勉強も感性も重んじること。
柔軟であり芯があること。
そして、厳しさも優しさも持っていること。
本当に優しい人は、あなたを本当の意味で応援します。
決して強い言葉で叱り付け、持論を押し付けることもありませんし、優しいだけの言葉をかけていつまでもズルズルと占いの世界に閉じ込めるような事もしません。
今苦しいあなたが、幸せを感じられる日がくるまでが占い師の仕事。
自分に相談に来てくれた相談者が「占いなんて行かなくても幸せだわ」と思える日が来たなら、それこそが占い師冥利に尽きるのです。
「いつかあなたが、例えば占いなんてなくても自分の力で歩き幸せになれますように」
私もそんな、皆様の人生の隣に時折そっと寄り添う占い師のひとりとして、切に願っています。
占い師とホステスの二刀流! どちらの立場からも人生相談を受ける事が多く、女性として、1人の人間として相談者の人生を応援。 何事もロジカルに考えるタイプゆえに、理論だけでは証明できない占いの不思議さにハマる。 |