過ぎた恋を懐かしく思う経験は、誰しも一度や二度はあります。
その恋をもう一度と願う人も少なくありません。
しかし、復縁を願った場合、闇雲に連絡をしただけでは綺麗だった思い出すらも失ってしまう危険性があります。
ちゃんと手順を踏んで、相手の都合も考えた上で行動していきたいものです。
今回の方法は、本人が女性で、相手がかつて恋人だった男性であることを想定しています。
相手が女性の場合など異なるパターンについては、上手くいかない可能性の方が高いので、あらかじめご承知ください。
加えて、あなたの浮気や暴力で別れた場合は無理だとあきらめた方が無難です。
復縁までの手順
復縁に際して、3回に分けて連絡をします。
1回目の連絡(楽しい思い出話をする)
まず、1回目の連絡をしてみましょう。しかし、すぐ復縁要請をすると失敗します。どんな魂胆があるのか疑われるだけです。
最初の連絡で取り上げる話題は、楽しい思い出話です。「あのレストラン、覚えてる?」「あの映画、面白かったね」など。楽しかった思い出話をしていると、つられて今も楽しい気分になってくるものです。これがこちらの狙いです。
この時点では、二人の恋は過ぎ去ったものです。ところが、今も楽しい気分になると彼が分かったなら、がぜん惜しくなってくるのです。そして、これからも過去同様に楽しい思い出を作れるようにと彼も考えるようになります。
思い出話だけでなく、現在のことも少し話しましょうか。現在と過去を比較します。比べるのは、あなたの幸せ度です。ここでは、「ほどほどの幸せ」を味わっていると彼に伝えてみましょう。これは、男性の場合、自分と一緒にいた時間が人生で一番良かったと言ってもらいたいものの、不幸のどん底にいる人間に手を差し伸べるほど器は大きくないからです。ほどほどの理由は2回目の連絡で説明するので、ここで述べる必要はありません。
1回目の連絡でしても問題のない彼へのお願いは、「また連絡してもいいかな?」だけです。
2回目の連絡(ほどほどの幸せの理由を伝える)
1回目の連絡がすみ、2回目の連絡をすることになったとしましょう。楽しい思い出の続きをしても構いませんし、共通の友人の近況を話すのでもいいでしょう。その中で忘れてはならない話題が、あなたの「ほどほどの幸せ」の理由です。
あなたは今、彼と復縁しようとしています。これは現在が彼といた時よりも幸せではないからですよね。けれど、これを連絡2回目でストレートに伝えてしまうと及び腰になられるので、オブラードに包んで話します。
例えば、彼と過ごした時間は仕事も上手くいっていたなど。彼がいた時間に起きた幸せな出来事を現在と比べながら話すのです。彼が何かしてくれたことがあるなら、それを伝えても良いでしょう。
男性の場合、これを伝えても復縁の「ふ」の字すらも浮かばない鈍感な人がいます。しかし、あなたがこうやって伝えることにより、彼もまたあなたと過ごした時間で幸せだった出来事を思い出すようになります。これがこちらの狙いです。彼には、どんどん幸せな時間を思い出してもらいましょう。
2回目の連絡でも復縁要請はしません。1回目と同様、「また連絡をしてもいいかな?」とたずねます。今度はここに「ちょっと相談したいこともあるし、ちゃんとまとめてから連絡するね」と加えます。予告をすることで、彼はあなたのことを考える時間が増えます。
3回目の連絡(頼れるのはあなただけと伝える)
いよいよ3回目の連絡です。ここでは、彼に相談を行います。相談することがなくても、何かしら相談ネタを考えてください。これは、彼に「頼れるのはあなただけ」というメッセージを送るためです。
人間、頼られて嫌な気はしないものです。特に楽しい時間を過ごした元恋人であるなら、なおさらです。「この人には自分がいないとダメなのだ」と思うようになるのです。こう思ってもらえたら、こっちのものです。
彼に相談にのってもらいアドバイスをもらったなら、「うれしい」という気持ちをこめてお礼を言いましょう。今度は「あなたがいるから助かった」というメッセージを送るのです。
彼があなたにとって価値のある人物であると理解してもらうのには、この方法が一番。これは、直球で「今でも好き」と言うよりも効果的です。これを1回目の連絡で行わないのは、現在の彼を知らずにずうずうしく相談をする人間だと思われないためです。だから、手間ですが3回目まで引き伸ばします。
彼からの復縁要請がくるように
3回目まで連絡を取り、実際に会って再びデートを重ねていると、彼から自然と復縁要請がくるようになるでしょう。彼からの復縁要請だと、今まで以上にあなたを大切にしてくれるようになりますよ。
これがあなたから直球の復縁要請だと、あなたの立場が弱くなるケースもあるのです。惚れた弱味を握られるという感じです。ですから、確実性を高めるためにも連絡を重ねることをおすすめします。
大丈夫。きっと良い方向にいきますよ。応援しています。
広島県海田町出身。恋愛記事からビジネス文書まで幅広く手掛けるライター。古典芸能に携わっていたことから、日本文化について少し詳しい。 |