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子宮系スピってヤバい?怖い?女という性、子宮との正しい向き合い方とは~女の幸せって何ですか~

こんにちは、ホステス占い師🍷柊里(しゅり)です。

今回も占い師が書くと炎上しかねないタイトルなのですが‥
皆さんは一時期流行った「子宮系」という言葉をご存知でしょうか。

「子宮系女子」、「子宮系スピ」など色々な言い方がありますが、ざっくりと言えば、子宮を重視し、時には神聖化するかのように、すべての根源は子宮にあるというような考え方。

全く知らない人がそれだけ聞くと、(え、何それなんかヤバそう‥)と感じますよね。

私自身、霊感もなく、信仰もなく、スピに偏重しているわけでもございませんが、今回は、この「子宮系」について、私が占い師として学んだ知識からできるだけフラットな視点で解説していきます!

「スピリチュアル、上手に使えば怖くない」ということで参りましょう!

子宮系女子とは

まずは、子宮系についての考え方や活動について、箇条書きで書き出していきます。

心理的アプローチ

◆女性は自分の機嫌だけとっていればいい、子宮を中心に考える。
◆子宮の声を聞き、子宮の機嫌をとり、子宮の言うとおりに生きていればお金も良い男もついてくる(引き寄せられる)
◆男性には尽くさない、女性はやりたくない事はやらなくていい。女性が愛され、尽くされ満足していれば男性も恩恵を受ける。全てが循環する
(女性性の「したい」という衝動に「いいよ」と許可するのが男性性)
◆お金や欲にがっつく自分を許す
◆多重人格、燃え尽き症候群は女性の普通
◆子宮と宇宙は連動している。子宮は宇宙
◆子宮の温度が低いと人にも優しくできない、人間関係も上手くいきにくい
◆月経血は魂の涙である。女性の休日は土日祝ではなく月経中
◆産む性である女性は、男性を(子宮で)包み込んであげる

身体的アプローチ

◆食事や温活(子宮を温める)
◆ヨガや体操を行う(子宮からパワーを出し、パワーを子宮に与える)
◆子宮や膣を使う性行為、自慰行為を行う(性について開放的な考え方)
◆紙ナプキンではなく布ナプキンを使う(古いやり方を重んじ推奨する)
◆ジェムリンガ(膣挿入タイプのパワーストーン)を使う(ヒーリング効果、膣から直接宇宙と繋がれる?カルマ粒というものが出る場合があるらしい/但しジェムリンガは雑菌などが繁殖する可能性があるため非推奨)
◆子宮霊視

自己啓発、集金スピとしての子宮系

先ほど挙げた特徴を元に、子宮系スピのいくつかの傾向をお話させて頂きます。
(需要のある層の考察や、現実的に取り入れやすい考え方などは最後にお話しさせて頂きます)

まず自己啓発・ビジネスとしての子宮系。
これは子宮系に限らず他のジャンルでもよく見ますね。

子宮系の場合は”あげまんになる為の講座”や”子宮からお金を引き寄せる”などの謳い文句で集客をするようです。

もちろん中には為になるお話をされている講師の方もいらっしゃるとは思いますが、残念ながら世に溢れている子宮系セミナーの大半はお金儲けがメインです。

このセミナーに集まった人たちに、前述したジェムリンガなどを高い金額で販売したり、子宮霊視を高額な鑑定料で案内したりする場合もあるようです。
ただの集金目当てではなく、あなたが前向きに生きられるように後押ししてくれる思想がある講師かどうかをしっかりと見極めましょう。

依存、信仰、神格化

先ほどの自己啓発セミナーなどでもそうですが、宗教寄りの手法で集金をする方(や業者)も居ます。
共通するのは一種の洗脳、マインドコントロール状態にしてしまう事。

昔流行った幸運の壺や水晶を売りつける霊感商法などとベースは同じです。
昔からスピはお金になるジャンルなんですね。

人は潜在的に、心のどこかでどこかで神様を探すものです。
それがイエスであったりアラーであったり、人であったり(自分も含む)、思想であったり、はたまた子宮(や女性性)であったりする訳です。
無意識であったとしても、程度の差はあれど、これは共通していると言えます。

俺は神様なんて信じてないぜ!という方だって、自分の人生は自分で切り開く考えである訳ですから、それは「自分」を信仰している訳です。
無宗教って自分教というだけなんですよね。
そういう強さみたいなものを持っているから自分を信じる対象に置けるというだけ。

だけどそれができない人はどうでしょう。
日本は特に最初から何かを信仰するのが当たり前の国でないからこそ、何かを信じたかったり、自分の人生の軸を求めるときに、宗教や信仰への向き合い方が下手な方が多いのかもしれませんね。

女という呪いと祝福

スピに宗教的にハマる方の心理をなんとなく書かせて頂きましたが、「ところで子宮系に信仰的になっている人って何を信仰してるの?どういう心理で子宮を崇めるの?」という疑問が残ります。
この答えこそが子宮系の真髄とも言えると思うのですが。

女という生き物は、女として生まれた瞬間から”女”という呪いと祝福を持っている、と私は考えます。
女ってすごく楽しいんですよ。お洒落したり、女というだけで優しくされることもあったりするし、恋愛だって守ってもらえるような‥って。
でもこれは、あくまで理想論であり、これがまた「世間が考える理想」だったりします。

実際は、女性の社会進出が進んだと言われる今でも平均すると女性の方がお給料は少ない傾向にあるし、そのくせメイクに時間もお金も割かれるし、身だしなみ程度でもメイクをしなければ女としてどうなの?って言われたり。
働かなきゃ男ばかり働くのは不平等だと言われ、産休は迷惑がられ、産まなければ少子化がどうこう言われる。
見た目が可愛ければセクハラされ妬まれ、ブスなら馬鹿にされ損をする。
結婚を望んでいてもいなくても、行き遅れれば寂しい女だと言われ、もう女って何なの?って、漠然とした呪いを感じるものです。

女性特有の社会的負担・身体的負担は、絶えず女性を圧迫し続けています。
不器用だけど真面目で頑張り屋さんの女性ほど、そのプレッシャーに日々押しつぶされそうになる。

女でありたいが女としての自分に心から自身が持てなかったり、女だからって下に見ないで!って本当は言いたかったり。
セックスばかりの男には性処理の道具にされているような気がして嫌だったのに、セックスレスになれば女としての自分の魅力が否定されているみたい。
晩婚の時代とはいえ日々迫る出産適齢期の期限、社会に対しては期待できない‥

そこで「子宮系」です。

子宮系って実は現代社会を必死で生きて頑張る女性が、女としての自分を含めてもっと幸せになりたい。
けれどその気持ちやエネルギーの行き場がない。
そんな時にスっと寄り添ってくれるんですよね。

子宮系は自分のかわいがり方がわからない不器用な女性にとって、ある種の自己防衛になるのかもしれません。
女ってすごいんだよ、産む性なんだよ。
女って大変なんだよ、子宮があるって大変だしすごい事なんだよ。
女って頑張ってるんだよ、もっと胸を張っていいんだよ。

‥毎日毎日真面目に必死で我慢して、擦り切れそうになりながら生きる女性がそんな言葉を聞けば、つい助けを求めたくもなってしまうでしょう。
派生として(スピ+)フェミニズムにも発展しやすいです。

スピリチュアルは中庸を目指すこと

いかがでしたか?「やっぱりヤバいな」となりましたか?
それとも「解らなくはないなぁ」と感じましたか?

改めて言わせて頂きたいのは、私は決して子宮系を全否定している訳ではないということ。
冒頭でも書かせて頂きましたが、「スピリチュアル、上手に使えば怖くない」なのです。

例えば、身体的アプローチの項目で書かせて頂いた温活(食事療法、子宮を温める、ヨガや体操など)は普通に女性の体にとって良い事ですから、取り入れても良いですよね。

そして私見ではありますが、子宮系とのフラットで正しい(?)向き合い方はきっと、女性は確かに、生まれたその瞬間から「女である」という幸せと、「女である」という呪いを持っている。
だけど、男性だってそれをもっている事を忘れてはいけないということ。

自分の中の女性性を否定も神聖化もせず、男性性も軽視せず。
女性であるということに誇りを持っても、驕ってはいけない。
女性性に捕らわれては本末転倒。
自分の性を素直に受け入れる事は素晴らしいですが、性についてばかり考え、固執しないこと。

子宮系に限らず、スピリチュアルとの向き合い方ってきっとこうあるべきです。
何かに固執したり、何かを否定したり、何かに縋るのではなく
今あるものを認め、感謝し、受け入れ、心と体のバランスをとる
人生をそうやって過ごす為の軸として使うのがスピリチュアル、なのかなと思います。

だからこそスピリチュアルを盲信も否定もしない私は、ある意味とてもスピな生き方をしてるんじゃないか?なんて思うのでした。

皆さんの思うスピリチュアルは、どんなものですか?

《執筆者》柊里
占い師とホステスの二刀流!
どちらの立場からも人生相談を受ける事が多く、女性として、1人の人間として相談者の人生を応援。
何事もロジカルに考えるタイプゆえに、理論だけでは証明できない占いの不思議さにハマる。

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